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言語の処理能力ってなに?

では、言語の処理能力とは何なのでしょう?

 

ここでは、日本語を例にして考えてみましょう。

 

これは、あらゆる言語に当てはまることですが、だれしも子供の時代に自分の母語は十分に使いこなせるレベルまで熟達します。当然、その言語を処理する能力も十分なレベルになっています。

 

これは、人間が生来、持っている能力です。われわれ人間は、小難しい文法や、発音・イントネーションなどを周りの話し言葉から大抵のことを理解してしまいますが、これは、非常に素晴らしい能力なのです。

 

そして、もし、あなたが日本語の母国語話者であるならば、日本語については十分な速度で、正確に処理する事ができます。つまり、十分な処理能力が備わっているのです。

 

英語を理解するときのように、文法を考えたり、単語の意味を深く考えたり、動詞や主語がどことか、指示語の意味は何とか、修飾語はどこにかかっているとか、そのようなことは一切考えていないはずです。

 

では、私たちはなぜこのように左から右に読むだけで、単語や文法等を一切考えずに日本語を理解できるのでしょうか?

 

それは私たちが日本語の文章の処理を無意識かつ高速でしているからなのです。

 

処理というのは、目や耳でインプットした日本語の文章の意味把握を文章の解析を通して行っているのですが、その処理を無意識レベルで非常に高速に行っているのです。

 

私たちの頭の中には、日本語の言語ルールや何万語もの単語の知識が納められたデータベースのようなものが長期記憶として脳の中に存在しています。

 

日本語の文章の意味を理解するには、このデータベースにある言語ルールや単語の意味などを使って文章の構造解析や意味把握をしていきます。

 

ところが、この日本語言語データベースを使った構造解析や意味把握を無意識かつ高速にやっているから、気が付いていないだけなのです。

 

母国語、つまり日本語の場合は、十分に言語処理能力が高いので、意識しなくても私たちは言語の処理が出来ているのです。

 

日本語の文をインプットした際に、その言語の解析に必要な知識を私たちの頭の中の日本語データベースから引っ張り出して、インプットされた文章を解析するというステップが完全に無意識で、しかも高速で処理されているのです。

 

しかしながら、英語の場合は日本語のようにはいきません。もちろんデータベースが日本語ほど整備されていないというのもあるのですが、それ以上に、処理の速度が十分に早くなっていないのです。

 

十分に処理が早くなっていないので、まだ無意識で、しかも高速にやるほどには文章の解析ができないのです。

 

だから、英語初中級者の日本人が英語を理解しようとすると、英語の文章を何度も読んだり、文章の構造や文法、単語の意味把握を意識的にゆっくりやらざるを得ないのです。

 

ところが、上級者はどうでしょうか?上級者はこの言語処理のレベルが十分に高くなっているので、日本語と同じような感覚で文章を処理できるのです。

 

いちいち読み返したりもしませんし、文章の構造を意識的に把握したり、文法を考えたり、単語の意味を深く考えたりもしません。

 

たた、左から右に英文を読むだけで、自動で英語の意味が頭の中に入ってきます。

 

これは、文法知識があるとか、単語の意味をたくさん知っているということではありません。彼らも日本語ほどは英語の言語データベースは豊富ではないでしょう。

 

にもかかわらず、ほとんどの英語文を日本語と同じような感覚で高速で処理できるようになっているのです。

 

それは言語の処理能力が十分に高いからなのです。無意識で、高速で処理できるレベルにまで処理能力が高いからなのです。

 

この英語の処理能力について、私だけが言っていることではなく、色々な書籍などで言われていることです。

 

書籍によっては、英語脳とか、頭の中の英語の処理回路とか、自動化とか色々な表現をされていますが、言っていることは同じことです。

 

要は、英語をすらすらと理解できるようになる能力です。

 

さて、あなたの英語の処理能力はでうでしょうか?

 

リスニング能力を高めるためにも、もっとたくさんの英語文をスムーズに理解するためにも、英語の処理能力を高めるということが絶対に必要なのです。

 

逆に、この処理能力さえ高めれば、ほとんどの文章は理解できてしまうでしょう。